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NACA翼型三次元モデル生成概要

ここではNACA翼型データ(公開用略式プロット座標データ)からNACA翼型三次元モデルを生成することができます。
NACAは「アメリカ航空諮問委員会」の略称です。1920年代から多くの基礎研究が行われており、飛行機の設計に必要な翼型特性データを多数公表しています。
NACA翼型データには図1のような翼の輪郭線を表す座標値が含まれており、これをZ軸方向(奥行き方向)に押し出すことによって図2のような三次元モデルを得ることができます。

wing_sample
図1 NACA翼型データから取得した翼型の輪郭線の点群
model_sample
図2 押し出しにより生成された翼型の三次元モデル

三次元モデルを生成するには、まず「NACA翼型データ」から基となる座標データを選択します。
ここでは栗沢貘氏がウェブサイトで公開されている「公表座標データ一覧」によるNACA翼型データをリストにしており、データを選択すると一覧右側に翼の外形画像が表示されます。
パラメータとしてX軸方向の長さ(図1参照)と、Z軸方向へ押し出す長さを指定することができます。
必要な値を入力後、「翼型三次元モデル生成」ボタンを押すと三次元モデル(STL形式)が生成され、自動的にダウンロードが開始されます。

三次元モデル生成

– NACA翼型データ


– X軸方向の長さ[m]

– Z軸方向の長さ[m]