国際フロンティア産業メッセ2014参加報告
2014年9月4日,5日,神戸で開催されました「国際フロンティア産業メッセ2014(以下,産業メッセ)」に,東京大学生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター(CISS)が出展しました.
産業メッセは,幅広い産業分野の企業を中心に,自治体や大学,国立研究所など多くの団体が参加する総合展示会です.今年は総勢427社・団体の参加がありました.
・国際フロンティア産業メッセ公式サイト
http://www.kobemesse.com/
CISSは,2010年以来参加を続けており,今年で5回目の参加となります.主な展示内容は,CISSで研究・開発を進めているソフトウェアを紹介するポスターや映像です.今年はこれに加え,宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の藤井研究室のご協力により,HPCI戦略分野4「次世代ものづくり」5課題の1つ「輸送機器・流体機器の流体制御による革新」の中核技術であるプラズマアクチュエータの実演も行いました.プラズマの発生によって流れが変化する様子は大変興味深いもので,実際,非常に多くの方が足を止めて見ていかれました.
今年はもう1点,例年と異なることがありました.それは,展示ブースが,「京」を運用する理化学研究所計算科学研究機構(AICS)のもの,産業界でのスパコン利用を推進する計算科学振興財団(FOCUS)のものと一体化したことです.CISSで研究・開発を進めているソフトウェアは「京」の威力を発揮できるように設計されており,実際「京」の上で世界最大規模のシミュレーションが実現されています.また,一部のソフトウェアはFOCUSのスパコンにすでにインストールされており,すぐにでも使えるようになっています.このような3者の連携が,ブースが一体化することで,わかりやすく表現されているのではないかと思いました.
次回の開催は2015年9月3日,4日の予定です.ご興味を持たれた方は参加してみてはいかがでしょうか.
《注意》CISSの出展は未定です.